堤高 | 堤体の状況 | 適用する手法 | 必要な調査・試験 | 備考 |
---|---|---|---|---|
H≧10m | 詳細ニューマーク-D法 |
・原位置試験
(PS検層、密度検層、標準貫入試験等) ・コアサンプリング
・物理試験一式
・締固め試験
・詳細ニューマーク-D法適用に必要な室内土質試験一式
|
||
5m≦H<10m | 堤体構造が複雑な場合 | 詳細ニューマーク-D法 | ||
堤体構造が 比較的単純な場合 (例えば、均一型等) |
SIPニューマーク-D法 |
・原位置試験
(PS検層、密度検層、標準貫入試験等) ・コアサンプリング
・物理試験一式
・締固め試験
・圧密非排水試験
|
堤体の地層構成、地質モデルおよび強度低下モデルに適用する締固め度を含む土質特性等を把握すること。 | |
H<5m | SIPニューマーク-D法 |
・原位置試験
(PS検層、密度検層、標準貫入試験等) ・コアサンプリング
・物理試験一式
|
変形解析 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
詳細ニューマーク-D法 | ため池地点での地震波形の推定 | KiK-net,J-SHIS,地域防災会議等の地震波 |
堤体強度の設定 | 地震時の非排水繰返し載荷による土の強度低下を考慮 | |
土質試験 | 非排水三軸圧縮試験 非排水繰返し載荷試験 |
|
堤体内応力等の推定 | 地震応答解析(FEM動的応答解析) | |
SIPニューマーク-D法 | ため池地点での地震波形の推定 | KiK-net,J-SHIS,地域防災会議等の地震波 |
堤体強度の設定 | SIP強度低下モデルを採用 | |
土質試験 | 非排水三軸圧縮試験 | |
堤体内応力等の推定 | 応答分布の設定 |
地震動による繰返し載荷によって経時的に低下していく非排水ピークせん断強度に対する降伏 震度Khy以上の地震波について、地震エネルギーを変形量に換算する。